選挙事務に群がる公務員幹部職員に幻滅した話

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公務員のリアル

こんにちは、公務員ブロガーのりょうすけです。

 

そういえば、少し前に都議会議員選挙がありましたね。

普通は、選挙結果に注目しますよね。

当然です。

でも、公務員の私からしたら、少し違ことを考えるわけです。

 

今日は、公務員の選挙事務に関わるお話です。

 

投票所にいる人たちは公務員

選挙に行ったことのある人ならば、投票所で投票用紙を配ったり、名前を確認したりする人を一度は見たことがあると思います。

あれって、実は市役所の職員なんですよね。

 

地方公務員時代、私も何度か駆り出されたことがあるんですけど、あれがなかなかの激務なんです。

なので、基本的に若手が召集させられます。

いわゆる上司命令ってやつです。

 

とはいえ報酬があるので、給与の少ない若手職員にとってはいい臨時収入になるので、喜んでいる部分はあります。

まぁ私は基本的に拒否していましたが‥

 

しかし選挙に行った時、若手職員だけでなく40代50代のおっさん連中を見ることないですか?

それも結構な数。

このおっさん達って既婚者が多いんですよね。

なぜだと思いますか?

 

小遣い制の既婚職員は、小金稼ぎが目的

いつものように選挙事務の召集がかかった時に、隣の職場の幹部職員が、

「た〜な〜か〜くん、選挙事務変わってくれないかな?」

って言ってきたんです。

私は行きたくなかったんで、ふたつ返事で承諾しました。

 

高給取りの幹部職員がなぜ?と少し不思議に思ったんで、なぜ変わってくれたのか聞いてみたんです。

するとその理由が、「奥さんに家計を握られていて、小遣いが足りないから」だったんです。

選挙事務の報酬は、給与収入とは別に振込まれます。

つまり、奥さんにバレない収入にできるんです。

 

それを聞いて私はものすごく虚しくなりました。 

 

選挙事務の報酬は、時給換算するとそれほど高くない

選挙事務の報酬は、だいたい3万円程度です。

それに対し、拘束される時間が15時間ぐらいなんですよね。

時給換算すると約2000円です。

 

若手職員ならまだしも、40代50代の幹部職員であれば、給与を時給に換算すれば3、4000円ぐらいはあります。

それを考えると、他にもっとやることないのかなぁと思うわけです。

確かに選挙事務って他のバイトに比べたら楽な方だとは思うし、副業が禁止されている公務員にとっては希少な収入源です。

 

ただ、選挙事務に従事している間は、暇でも携帯を触るのはもちろんできませんし、私語も厳禁です。

ただ座ってるだけ。

完全に自分の時間をお金と交換しているだけなんです。

それが私にとっては苦痛以外のなにものでもありませんでした。

 

別に、副業をしろとは言わないですが、貴重な休日をわざわざ自分から潰す必要なんてないんじゃないかなぁと思ったんですよね。

 

お金で時間を買っても、時間をお金に交換することはしたくない

選挙事務は絶対に誰かが行かなければなりません。

それについては、感謝しています。

ただ、あまりに自分の市場価値(時給)を考えてない幹部職員が多すぎて、ショックを受けました。

 

その方達は、きっと今まで何十年も若手職員の枠をとり続けていたのでしょう。

その根性もちょっとどうかと思いますが、それよりも、何度やってもなんのスキルもつかないことに気づいて欲しいと思いました。

 

私は、その時間があったら、投資でもしていたいし、映画や本を読んでいたいです。

お金は大事ですが、自分の時間を差し出す価値まではないと改めて感じた話でした。