こんにちは、元社畜社員のりょうすけです。
仕事が忙しいとついこんなセリフ言っちゃいますよね。
「俺ってもう社畜かも‥」
でも本当の社畜を経験した私からすれば、大体そんなものは本当の社畜じゃないんですよねぇ。
今から本当の社畜ってやつを教えてあげましょう。
本当の社畜は自動車メーカーで働くエンジニア
あえてもう一度言いましょう。
本当の社畜は大手メーカーで働くエンジニアなのです。
その理由をこれからお伝えしていきます。
1.勤務地が地方
メーカーの規模が大きくなればなるほど、その会社抱える工場も大規模なものになります。
つまり、広大な敷地が必要なわけです。
そうなると、当然土地単価の安い地方に工場を建設するわけです。
工場が地方に立つと、密なコミュニケーションが必要だということで、広報などの一部の事務職員を除いて、その周辺に職員のほとんどが勤務することになります。
エンジニアも当然そこが勤務地となります。
地方って、本当に何もないんですよね。
天下のトヨタ自動車のお膝元の豊田市ですらど田舎ですから。
あるのは駅前のデパートと飲み屋が少し並んでいる程度です。
さらに基本的に車移動ですから酒もまともに飲めません。
給料が高くても使えるところがないんです。
2.食事は会社内の食堂
工場が広大になればなるほど、工場の敷地から出るのすら時間がかかります。
工場内やその周辺にある技術部門の建物も然りです。
自動車メーカーの工場の敷地内なんて、広すぎて工場内だけを運行するバスがあるぐらいですからねw。
つまり、昼休みだからといってそう易々と昼食外に出て食べに行くことなんてできないんですよ。
まぁ田舎なんでそもそも食べられる店もそんなにないんですけどね。
結局、職場の工場内にある食堂で食べるわけです。
さらに大企業はご親切にも夜間も開いてるので夕食も食堂で食べるわけです。
私は朝食は摂らない派なので、食事は会社内だけで終わっていました。
3.社員寮がすぐ近くにある
大きな企業であれば、もちろん福利厚生として、社員寮があります。
さらにいうと素晴らしいことに会社のすぐ近くにあるんです。
寮によっては通勤時間が5分とかです。
どうですか?
毎日満員電車で疲弊しているサラリーマンの方が聞けばちょっと羨ましいなんて思ったんじゃないですか。
実際はそんなに甘いもんじゃありません。
寮に戻っても窓を開ければ、24時間稼働して煌々電気がついている工場が見えるわけです。
あの憂鬱な光景は忘れもしないです。
4.結局持て余したお金で自社の車を購入
自動車産業は日本の産業の屋台骨です。
さらにその中でもトップに君臨する自動車メーカーです。
いうまでもなく給料は高いです。
普通に生活するだけでは使い切れない余ったお金は一体どこに行くのでしょうか。
そうです。
嗜好品のひとつである車に行くわけですね。
本当に他に使うところがないんですよね。
寮生活で食事も会社内なので、お金なんでバカみたいに貯まります。
そうなれば結局は、
「車でも買おうかなぁ」
ってなるわけなんですね。
で、車で通勤しようと思ったり、寮の駐車場を使用しようとすると、自社の車を買う必要があります。
つまり、結局は自社製品の車を使うわけです。
その他工場内で色々なものがそろってる
その他にも色々なものが揃ってますよー
- コンビニ(売店)
- ATM
- カフェ
- ジム
などなど
どうですか。
もはや、工場内と寮で全て完結するわけです。
土日に意識的に外に出ないと会社の敷地から出ることはありません。
社畜って幸せなのかなぁ
どうですか。
ある意味、利便性だけを考えたらその究極系じゃないですか?
一歩も会社の外に出ずとも生活できるわけですからね。
でもここまで読んでいただいたあなたも思いませんか。
これって本当に幸せなんだろうか‥と
会社で労働を行い
会社で食事を採り
会社内のATMでお金をおろして
会社でお菓子や雑誌を購入して
会社内のジムやカフェでアフター5を過ごし
会社の寮で寝る
ある日「俺って本当の社畜じゃね?」って思ったわけです。
比喩的なもんじゃなくて本物の社畜だと。
そんな私は、結局数年でその会社を去ることにしました。
周りからは散々言われましたよ
「折角入れたのにもったいない」
「これ以上の好条件はもうないよ」
でも、もはや自分は豚や牛などの家畜と同じ生活をしていると思った時点でもうそこに幸せを感じることができなかったんです。
そして私は公務員となりました。
給与は正直言って減りました。
かなり減りましたよね。
でもね。
それでも今は、幸せってほどではないですけど、前よりかはよっぽどいいって思うんです。
やっぱり都会はいいなぁって
仕事終わりに色々ところに行けるし、女の子も多いから合コンもできる。
今のところは都会から出たいとは思わないですね。
将来エンジニアとしてメーカーに勤めたいと思っているあなた。
この記事を読んで、もう一度だけ考えてみてほしいと思います。
そこまでしてもその企業が本当に好きなのかと。