こんにちは、公務員ブロガーのりょうすけです。
今回は久しぶりに、公務員試験について書いてみようと思います。
公務員試験は大きく分けて3つあります。
- 筆記試験
→独学で合格するための参考書まとめ
- 論文試験
- 面接(グループディスカッション、集団面接、個人面接)
→面接の攻略法
ほとんどの自治体で、まず最初に筆記試験が行われます。
そして、その合格者が次の論文試験に挑戦することになります。
この論文の配点については、自治体によって違いますが、相対的に高いです。
筆記試験の結果を後の選考過程に引き継ぐ自治体だと、筆記試験より論文の点数の方が配点が高いところも多いです。
公務員試験は筆記試験が最初にして最大の壁なので、受験者は皆そこに意識が集中し、それ以外(論文、面接)については、軽視する傾向があります。
しかし、先ほどの点数配分からもわかるように、論文試験は大変コスパがいい科目です。
これから私が論文試験対策を書きます。
この方法を実践すれば、2週間で0から合格レベルの論文を書くことができます。
筆記試験が終わった後でも十分に間に合うでしょう。
論文対策は「1週間で書ける!!公務員合格作文」1冊で良い
論文対策はこの本1冊で合格できます。
正確に言えば、この中の20テーマの論文を覚えれば良いです。
しかし、丸暗記ではいけません。
自治体によって文字数が違うので、論文の骨子を理解し、文字数によってフレキシブルに変更できるようになる必要があります。
もし受験する自治体の情報を入手できるのであれば、論文試験の文字数を確認しておきましょう。
「1週間で書ける!!公務員合格作文」にある論文の具体的な覚え方
この本でも言及していますが、公務員試験の論文には点数につながる一定の構成があります。
- 定義: その用語の意味
- 問題の背景:なぜそれが問題となったか
- 問題・課題:現状の欠点・短所
- 与える影響:現在・将来の社会への影響
- 自分の考え:自分なりの考え・解決法
暗記についても、この構成を意識すれば良いです。
この本に書いている20テーマの論文も、この構成に則って書いています。
しかし、解答例として書いている論文をそのまま覚えるのは、非効率であり、応用も利かなくなる恐れがあります。
そこで私は、このように覚えました。
少し見づらいですが、解答例の論文を「定義」「背景」「問題点」「結論」「解決策」に分解して、それぞれ箇条書きしました。
EXCELにまとめ、それをプリントアウトして覚えました。
この方法だと、文章を丸暗記するよりも、覚える量が少ないし、ポイントを押さえられるので、文字数制限にも柔軟に対応できます。
「1週間で書ける!!公務員合格作文」の弱点とその対策
この本は良本です。
少ない時間で最大の結果を出せます。
しかし、論文のテーマが20テーマと厳選しているため、本番の試験で、違うテーマが出るというリスクがあります。
その点について、私が考える対策は3つあります。
その1、論文の構成(書き方)を理解する
「1週間で書ける!!公務員合格作文」の20テーマを覚えると、論文の書き方が自然と身につきます。
なので20テーマにないテーマが問題として出題されたとしても、出題されたテーマについての最低限の知識さえあれば、自然と論文にできるようになっているので、それほど焦る必要はありません。
論文試験の直前に話題となっているニュースで、テーマになりそうな話題があれば、その知識を詰めておきましょう。
ベタですが、新聞を読んでおくのが良いです。
その2、受験自治体の過去問を見て、出題傾向を把握する
情報公開が進んでいる昨今、公務員試験についても公開する自治体は増えています。
あなたが受験する自治体のホームページを1度確認してみてください。
過去の出題テーマを公開していればラッキーです。
ただし、出題傾向がわかったからといってヤマを張るのは危険です。
予想が外れた場合、焦ってしまい、書けなくなってしまう可能性があります。
「論文試験までに20テーマを覚える時間がない」という方以外は、出題傾向は参考程度に留めておきましょう。
その3、「論文試験頻出テーマのまとめ方」で不足分を補う
この方法が王道です。
時間があり、この本のテーマを押さえることができれば間違いなく大丈夫です。
ただ、扱っているテーマ数が多く、また、1つ1つのテーマが詳細に書かれているので、現実的に全て覚えるのは難しいでしょう。
私の場合は「1週間で書ける!!公務員合格作文」の20テーマと、受験する自治体で出そうなテーマだけこの本から数テーマ厳選して覚えました。
まとめ:論文試験では合格者平均レベルを狙おう
タイトルにも書きましたが、論文試験で独自性を出し、差別化を図ろうとすると逆効果になる可能性が高いです。
論文のテーマは、その自治体が現在抱えている問題や、話題になっているニュースについてのものが多いです。
しかし自治体側も、本気で受験者から解決策を教えてもらおうなんて思っていません。
他の受験者との違いは、面接で存分にアピールできます。
論文試験は周りの受験者から脱線しないよう無難な解答を書くのが良いでしょう。
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