サラリーマンがブログに惹かれる理由はヒエラルキーにあるのかも。脱サラ公務員が出した1つの答え

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

公務員のリアル

こんにちは、公務員ブロガーのりょうすけです。

先日のブログで、私がブログを始めた理由に少しだけ触れました。

公務員ナンパブログを始めて3ヶ月経ったので、PV数とかその他もろもろ発表します

その時に、自分がブログを書き始めた理由を改めて思い返してみました。

今回は、サラリーマンなら誰しも持っている不満を、ブログなら解消できるんじゃないかなぁと思った話です。

 

雇われサラリーマンが誰しも抱えるヒエラルキー

ヒエラルキー【Hierarchie】

〔ヒエラルヒーとも〕 

ピラミッド形に上下に序列化された位階制の秩序や組織。本来は、ローマ-カトリック教会における天使群の序列のこと。転じて、教会組織の階層秩序をさすようになった。現在では、軍隊や大組織の官僚制的秩序をいうことが多い。階層制。階統制。教階制。

 

フリーランスや起業家、会社のトップを除いて、皆大なり小なり感じていると思います。

私の場合は、このヒエラルキーを特に感じる職場を2つ経験しました。

 

その1、自動車業界

私は自動車業界でエンジニアとして働いていました。

日本の自動車産業は、最もすそ野が広い業界の1つです。

ある試算では、日本の全就業人口の10%近くがこの業界で働いていると言われています。

つまり、そこにはそれだけ巨大なピラミッドが存在しているということを意味しています。

 

あるエンジニアの話

私はトヨタ自動車関連部品メーカーで設計しているエンジニアだ。

今は、2年後に発売される新車のサスペンションアーム(足回りの1部品)の設計を担当している。

自動車メーカー側から提示されたサスペンションジオメトリー(サスペンションの位置関係を記したもの)に基づき、サスペンションアームの設計をしている。

先日その部品の図面が完成し、ようやく試作品を作るところまでこぎつけた。

ちなみにこの新車は、トヨタとダイハツの共同開発車であり、両メーカー合わせてかなりの台数が売れると期待されている。

上司から抜擢された私にも力が入る。

今日はダイハツの設計担当者との打ち合わせだ。

この車は、ダイハツ側が主体となり開発しているためだ。

自信を持って、今日完成したばかりの試作品をダイハツの担当者に見せた。

その時に、ダイハツの担当者が言い放った言葉はこうだ。

「実は、トヨタ側から新車のデザイン変更に伴うサスペンションジオメトリーの変更を要求されました。

なので、そのサスペンションアームは使えません。

本日新しいジオメトリーを渡すので、設計し直してください。」

ダイハツも親会社のトヨタには逆らえないらしい。

弱小部品メーカーの一担当者である私がNOと言えるわけもなく、新しく渡された図面を持って足取り重く帰路についた。

※私は当該担当者ではないですが、今回出てきた出演者に近い関係者の1人でした。

 

解説

日本で1番大きい自動車会社グループは、言わずとしれたトヨタグループです。

当然トヨタ自動車グループのピラミッド構造も巨大なものとなります。

トップ:トヨタ自動車

2層目:ダイハツ工業

3層目:1次部品メーカー

4層目:2次部品メーカー

5層目:3次部品メーカー

※部品によってはもっと層があります。

知らない人も多いと思いますが、ダイハツはトヨタ自動車の子会社です。

開発コストを抑えるために、ダイハツとトヨタ自動車の共同開発で新車を開発することはよくあります。

こういうケースの場合、主となる開発部隊はダイハツに置かれ、チーフエンジニア(新車開発の責任者)だけトヨタ自動車側から抜擢されるということがよくあります。

つまり、3次部品メーカーの開発担当者は、同じ会社の上司はもちろん、そこから4つの親メーカーの承認をもらわなければなりません。

この構造を見れば、「自分の作りたい車を作る」と思っても、それを実行できる人間は本当に一握りであることがわかると思います。

 

さらに付け加えると、トヨタ自動車グループにはトヨタカレンダーなるものが存在します。

これは、トヨタ自動車が独自に出勤と休日を設定したもので、子会社メーカーは実質このカレンダーに従わざるを得ない状況になっています。

子会社で働く社員は、もはや出勤日すら親会社に決められているのです。

 

この本は、自動車業界のピラミッド構造がよくわかる一冊です。

興味があれば、本屋で立ち読みでもしてみてください。

 

その2、公務員

言わずとしれた典型的なピラミッド構造をしています。

トップ:国(大臣→局長→課長→ヒラ)

2層目:県(知事→局長→課長→ヒラ)

3層目:市(市長→局長→課長→ヒラ)

 

この構造を見れば市役所のヒラ職員ができることなど、ほとんど何もないのは明らかでしょう。

私は市の職員から、国家公務員へと転職しました。

この構造を見ていただければ、少しはその理由がわかって頂けるのではないでしょうか。

 

公務員の私から見ても、公務員のリアルな実態がよくわかる一冊だと思いました。

公務員のピラミッド構造についてもよくわかります。

 

私がブログをやろうと思った理由

私は大きな組織を2度経験しております。

これだけ大きい組織にいると、自分のできることの小ささを嫌でも気付かされます。

最近そんなことを考えてばかりで、少し気持ちが落ちていました。

しかし、今の仕事を辞めたいと思うほどの不満はありませんでした。

 

そんな時、「ブログ」に出会いました。

ブログは、組織の上下関係などありません。

年齢も関係ありません。

キャリアも関係ありません。

より魅力的な記事を書いた人間が結果を出せます。

そういう意味では大変公平な場所です。

自分の書きたいことが書け、面白ければ正当に評価される。

私はきっと、そんなところに強く魅力を感じたのでしょう。

 

そして、最初は全然見向きもされなかったこのブログですが、最近はPVも伸び、自分のブログが確実に成長していることを実感できています。

公務員ナンパブログを始めて3ヶ月経ったので、PV数とかその他もろもろ発表します

仕事では感じることのなかった充実感を確かに感じています。

 

最近サラリーマンブロガーが増えています。

ブログを副業として考えている点も、もちろんあるでしょう。

しかし、仕事で感じることのできない充実感を与えてくれるという点も、大きな理由の1つのような気がしています。

 

各業界のことをもう少し詳しく書いています。

トヨタ編

あなたはトヨタ自動車の平均年収が低いカラクリを知っているか。元関係者が本当の年収を教えよう

公務員編

電通よりもブラックな公務員の残業事情。労基署にすら駆け込めない私達

ここが変だよ公務員。〜こうして市民感覚のない職員が作られていく〜